どうしても慎重になっちゃいます
ティップス
挑戦したいことがあるのに動けない。気持ちを整理する小さなヒント
何か新しいことに挑戦したいという前向きな気持ちがある一方で、どうしてもそのための一歩を踏み出すことができない。
そんなふうに、挑戦できない自分に悩んでいませんか。
この記事では、挑戦したいけど動けない、というもやもやについて考えてみました。
挑戦したいことがあるのに
動けない

社会人になって数年が経ち、日々の仕事や日常にも慣れてくると、ふとした瞬間に、「本当は昔からこういう仕事にあこがれていたんだよな」と思い出したり、「新しく挑戦してみたい」と思える素敵なものに出会ったりすることがあります。
日常の中にそんなときめきややってみたいことが見つかるのは、とても素敵なことのはず。
それなのに、いざ一歩を踏み出そうとすると、なぜか動くことができない。
そんな経験がある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
学生のころなら、「まずはやってみよう!」という、気持ちの勢いだけで飛び込めていたかもしれない。
それなのに、社会人になった今は、お金や、キャリアの不安がつきまとって、どうしても慎重になってしまいます。
昔のようにやりたい気持ちだけでは動けない現実。
それを受け入れられずに時間だけが過ぎていって、気づけば今日もいつもと変わらない日常を送っている。
やりたい気持ちはあるはずなのに、どうしてこんなに動けないのだろう。
そんなふうに、一歩すら踏み出せない自分に自己嫌悪を感じて、苦しくなっている方もいるかもしれません。
どうして動けないんだろう?
昔はあんなにエネルギーがあったはずの「やりたい」という気持ちが、どうして形にできないのか。その背景には、大人だからこその理由があるのかもしれません。
失うものの大きさに怖くなる
社会人として何年か過ごす中で、私たちは自分でも気づかないうちに、いくつかの大切なものを積み上げてきています。
毎月の収入、築いてきたキャリア、人間関係、そして、「今の生活」という安定。
新しいことに挑戦するということは、多かれ少なかれ、それらのバランスを変えることを意味します。
うまくいかなかったら、今の安定した生活がすべてゼロになってしまうかもしれない。
今あるものを失うリスクばかりが大きく見えてきて、怖くなってしまうのは、とても自然なことなのだと思います。
「周りは進んでいるのに」という
焦りとプレッシャー
年齢を重ねるごとに、周りとのギャップに、必要以上に敏感になってしまうこともあります。
同世代の友人たちが仕事で責任あるポジションについたり、結婚や子育てなどライフステージを堅実に進めたりしている姿が、いやでも目に入ってくるようになります。
そんな周りと自分を比べて、取り残されたような焦りを覚えてしまう。
もういい大人なのだから、いつまでも夢みたいなことを追いかけて遊んでいるわけにはいかない。
そんな見えないプレッシャーを感じるたびに、挑戦すること自体が「悪いこと」や「無責任なこと」のように思えてきて、足が止まってしまうのです。
完璧なスタートラインを求めてしまう
必要な資格をとったら。もっとお金がたまったら。仕事が落ち着いたら。
そうやって「条件」をそろえようとしているうちに、いつの間にか挑戦すること自体のハードルがとてつもなく高くなってしまうことがあります。
やるからには、ちゃんと準備して、失敗しないように計画を立ててから。
完璧なタイミングなんて、待っていてもなかなか訪れないと分かっていても、どうしても不完全な状態で飛び込む勇気が出なくなってしまうものです。
気持ちを整理する小さなヒント

動けない理由を見つめてみると、自分がそれだけ今やこれからを大切にしているからこそ、慎重になっているのだと気づかされます。
もし、そんな状況を少しだけ整理したいときには、こんな選択肢を試してみてはいかがでしょうか。
まずは情報収集からはじめてみる
まずは、本当に小さな情報収集から始めてみるのも一つの方法です。
例えば、やりたいことに関する本をパラパラと眺めてみる。実際にその分野で活動している人のSNSやブログをのぞいてみる。
そんな、誰にも気づかれないような小さな一歩で十分です。
行動のハードルを徹底的に下げて、「調べるだけならノーリスク」と思えるくらいの気軽さで情報に触れていくうちに、最初は漠然としていて怖かった対象が、少しずつ身近なものに感じられるようになっていくかもしれません。
自分の最低限を知っておく
自分の「これさえあれば生きていける」という最低限のラインを把握しておく、という方法もあります。
毎月、いくらあれば自分は暮らせるのだろうか?
どんな部屋に住み、どんなごはんを食べられれば、自分はしあわせを感じられるのだろうか?
そんな自分の最低限を知っておくと、「思っていたよりも少ない収入でも、大丈夫かも」と気づけることがあります。
正体のわからない漠然とした不安を、「この金額があれば大丈夫」と具体的に知っておくだけで、心の余裕が生まれるような気がします。
今のままでいるメリットに
あえて目を向けてみる
視点を少し変えて、「どうして私は今の状態を維持したいのだろう?」と考えてみるのも一つの方法です。
挑戦できない自分を責めるのではなく、「それだけ今の生活やこれまでの努力を大切に思っているんだな」と、自分の現状を受け止めてみる。
そうやって今のままでいたい理由を省みることで、「今の仕事を続けながら、両立できる方法はないだろうか」「全部をガラッと変えなくてもいいのかも」といった、新しいアイデアや見方が不思議と生まれてくることもあります。
挑戦したい気持ちがあるのにできない自分を目の当たりにしてしまうと、自己嫌悪や情けなさばかり出てきますよね。
でもそれはきっと、自分が今の生活をそれだけ一生懸命に積み重ねてきた証拠でもあるのだと思います。
いきなりすぐに大きな決断をする必要はないんです。
ほんの小さな一歩でも、それも立派な挑戦だと、自分に許してあげてみる。
そんなふうに、自分のペースでのんびり進んでいくだけで、十分なのだと思います。
STAFF
text:Oyama.
illustration:ざざ(@zaza.hibi)
